posted by 森田誠 on 10月 29

しつけがうまくいかない訳

犬のしつけで、うまくいかないのには訳があるのです。

その訳とは何かというと、犬をしつけようと 思うからなのです。

つまり、人間のエゴを押し付けるからなんですね。

しつけようと思わないで、良い心理を育てようと思えば
犬に命令する必要もないし、リードなんていらないし・・・・

うそじゃないですよ。

僕の犬のしつけ教室のホームページにある動画を見ていただければ
分かると思いますけど、犬に命令していません。

犬に命令していないのに、よくいうことききます。

私の育て上げる犬を知らない方は、
ぜひ一度見ていただければ、、嬉しく思います。

動画を見られた方を前提にお話しますね。

三大原則  その1

命令もいらないし、人との生活で困らない心理を育てるには
三大原則があります。

今日は三大原則のひとつをお話します。

犬たちは、人間と同じ感情をもっています。

その犬の感情を、大きな愛情でスキンシップを通して
一日に何度も受け止め、感情のニーズを
満たしてあげることが大切です。

そう接してあげることによって感情が満たされ、
人の愛情に従いたいというベースができるのです。

つまり、犬のほうで従いたいと思ってきているので
簡単に、言うことが聞けるのです。

犬の世話をすることや、犬を喜ばせることが愛情だと
勘違いしている愛犬家が非常に多いようですが、
世話をするのは当たり前で、感情をちゃんと受け止めることが
愛情なのではないでしょうか?

そういった接し方をしないで、困る行動を叱るから
しつけがうまくいかないのです。

児童心理にもあるように、こどもの世話を一生懸命して
よくないところを叱る、叱る、叱る・・・をして育てると
100パーセント 自己表現できない子になるか、
はねてぐれるか、どちらかにしかなりません。

いい子になんか育たないですよ。

そういう親に限って、できの悪い子を子供のせいにするんです。

感情論の世界で、子供の感情を受け止め、抱きしめて育てると
とっても素直な心理が育ちます。

そういったベースの中で、よくないところをちょっと注意するだけで
驚くほど素直にいうことをきくのです。

犬のしつけや、心の育成も同じです。

犬の感情を、人の愛情でたくさん受け止めてあげていると
ちょっと注意しただけで、とっても従順にいうことをききます。

感情論の世界で、「叱られること」 に信頼関係ができないことを
知ってほしいのです。

人も犬も受け止められる愛情に、素直さや従順さが育まれ、
信頼関係が築かれるのです。

つまり、犬の感情を人の大きな愛情で受け止めることによって
犬のしつけは超、簡単になるのです。

三大原則のひとつ 「犬の感情を 大きな愛情で受け止めろ」

二つめは次回、お話いたします。

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