posted by 森田誠 on 5月 28

突然の電話

「○○動物病院から犬を保護しているという情報を聞きまして。。」

夕方、いきなりケータイにかかってきた電話。
え?
ぽん太のこと?

「でもそれはもうおととしのことですよ」
「はい、おととしです」

「それにもうかなりの老犬ですよ」
「13,4歳です」

「!!!」

「柴犬ですけど。。」
「柴犬です」

え。。。。
ぽんちゃんの飼い主さん、見つかっちゃったの。。?
なんだか私の気持ちは複雑で。
飼い主さんのところに帰れるかもしれないなんて、ぽんちゃんよかったね。
でも。。。。。

すぐに確認をしにいらしたんですが、ぽんちゃんを見たとたん。

「ちがう。。。」

とても残念そうでした。
1年半の間ずっとずっと捜しているんだそうです。
柴犬を保護しているという情報があるとどんなに遠くても
確認しにいっていらっしゃるとか。。
とても大事にかわいがっていた子というお話をされて
残念そうに帰っていかれました。

その夜、主人とこんな話をしました。

ぽん太は、うちで最後の最後までめんどうみてやろうね、と。

なんだか涙がでてきてしかたありませんでした。
あんなにかわいがられて、1年半たった今も捜してもらっている
子もいるんだな。

ぽんちゃんが来たとき、かわいがられていたという様子など
これっぽっちもなかったもの。
爪はのび放題。
毛はパサパサ、毛も抜いてもらったことないような。。。

そんなぽんちゃんみたいな子もいれば、
いなくなってからずっと捜してもらっている子もいて。。。

それぞれの思いを胸に、その日も一日が終わりました。

by 森田雅子

 

posted by 森田誠 on 8月 6

ラブラドールのあずき、永久的な完全寛解

先月、7月14日をもちまして
肉芽腫性髄膜脳炎(GME)の治療が終了しました。

あずきは永久的な完全寛解に至りました。

前に感染症にかかったことがあったので、
抗生物質を「念のため」2カ月間飲みますが
肉芽腫性髄膜脳炎(GME)の治療はすべて終わりました。。。

肉芽腫性髄膜脳炎にかかり、完全寛解したのは
おそらく日本ではあずきが初めてということです。

日本であずきの検査や薬を出してくださったM動物病院の院長先生も
「獣医仲間にあずきちゃんのことを話すと、みんな
(信じられない!!)と驚いています。本当によかったですね。」
と、おっしゃってくださいました。

アメリカのGMEグループというサイトから
ボストンのS先生を見つけてくれたNさん。

ここから道が開き、遠隔治療へ。

ボストンのS先生の指示のもと、日本ではM動物病院の先生方が
協力してくださり、その通訳は全てNさんが引き受けてくださいました。

あずきの「完全寛解」は、心強いみなさまに支えていただいたお陰です。

S先生に「永久的な」という言葉のプレゼントもいただいて
あずき、永久的な完全寛解です。

やったー!!

S先生、M動物病院の先生、Nさん。
本当にありがとうございました。

そして応援して下さったたくさんの皆さま、本当にありがとうございました。
心より感謝いたします。

あずきとの時間を大切に感じながら
これからもあずきといっしょに歩いていきたいと思っています。

みなさん、ありがとうございました!!

by 森田雅子

posted by 森田誠 on 6月 27

我が家のラブラドールレトリバーのあずき。
肉芽腫性髄膜脳炎(GME)と診断されて1年と8カ月が過ぎました。
6月24日で薬終了!。。。のはずでしたが
20日間、終了の日がのびてしまい。。。。。

以前に20日間ほど薬を中止していた時期がありまして
S先生の指示により、20日間の延長が決まりました。
「念のため」ということですのでしかたありません。。。。
お薬終了は7月14日。
そのあと、抗生物質だけ2カ月間飲み続けるという
S先生の新たな指示に従って、もうすこしだけ、頑張っていきたいと思っています。

でも、当の本人のあずき。
毎日のお薬はちっともいやではありません。
チーズに包んでもらい、ウハウハしながら食べています。

この病気にかかって改めて思ったことがあります。
それはしつけの大切さについてです。
しつけができていなければ、
思うような治療を受けさせてやることができなかったかもしれません。
何度も何度も、動物病院に通わなければならず
診察台の上でいろいろな検査、治療のときなど
いやなことに対してうなったり、咬みつくようでは
治療は受けづらいものとなっていまいます。

でも、あずきはおとなしく
いわれるままごろんとおなかを見せたり
身体のどの部分もさわらせてくれました。
血液検査も診察も、
先生方の手をわずらわせることなく
いつも短時間ですませることができました。

我が家にて抗がん剤の注射を打たなければいけないときも
主人が用意をはじめると
自ら伏せをしてじっと動かずに待っています。。。。
私たちも慣れないことだらけで大変でしたが、
私たちの指示通りにあずきが動いてくれたので
ほんとうにそれはもう、ありがたかったです。。。。。

1年と8カ月。

今までの苦労を思えば、20日間などほんのわずかな時間です。
いつものように毎日楽しくボール投げをしたりして
20日間が過ぎるのを待とうと思います。。。。

by森田雅子