posted by 森田誠 on 3月 21

どう、みなさまにお伝えしたらよいのか
とまどってしまいます。。。

おかげさまで、ラブラドールのあずきは
肉芽腫性髄膜脳炎(GME)を克服しました。
先日行ったMRIと納脊髄液検査にて
完全に肉芽腫性髄膜脳炎(GME)は消滅、
どこにもありませんでした。。。

余命数ヶ月といわれてから4年半、
あずきとふれあいながら、いっしょにいられることへの
喜びや楽しさ、そして何よりも私を頼ってきてくれる
あずきへのいとしさでいっぱいの毎日を過ごしてきました。

そんな中いつものように親指と人差し指で
おやつをつまんであげようとしたところ、
他の3本の指をパクパクやって
おやつが食べれないのです。
何回やっても食べれない。
あれ、これって左眼見えてないのかも。。。

眼の検査、神経の検査を行いました。
どうも顔左部分が麻痺をしているようで
まぶたに触れても眼を閉じない、
ピンセットで左鼻をつまんでも嫌がらない、痛がらない。
もしかしたら肉芽腫性髄膜脳炎(GME)の再発か
もしくは。。。

肉芽腫性髄膜脳炎を寛解に導いてくださった
ボストンのS先生はこの症状をアメリカへ送っただけで
三叉神経の腫瘍によるものだとおっしゃいました。
どちらにしてもMRIを撮って病気が何なのかを
確かめなければ。。。

私の心の中は複雑でした。
肉芽腫性髄膜脳炎(GME)の再発なら
また薬で生き延びることができる可能性がある。。。
でも、S先生のおっしゃる三叉神経の腫瘍なら
効果的な治療法はないのです。

なら、肉芽腫性髄膜脳炎(GME)の再発であってほしい。

いつのまにか、神様になんともおかしな
お願いをしている私でした。

でもその願いもむなしく、MRIの結果は
典型的な悪性三叉神経腫瘍。

肉芽腫性髄膜脳炎(GME)なんて
どこにも見当たらなかった。

なんで。
ここまでがんばって肉芽腫性髄膜脳炎(GME)を克服したのに。

また新たな病気との闘いに心がつぶれてしまいそうです。。。

by 森田雅子

 

 

 

 

 

posted by 森田誠 on 5月 29

肉芽腫性髄膜脳炎ラブラドールのあずき

2012年8月
肉芽腫性髄膜脳炎(GME)再発から1年と9ヶ月。

特に何も変わりなく、一日、一日をそれなりに
楽しくいっしょに過ごしてきました。

薬も免疫抑制剤のみ朝1回ごはんと一緒に食べて
いつも私といっしょ。
何も変わりなく、何にも気づかず。。。

現在は4ヶ月に一度、血液検査と尿検査をしていただいていますが
今回、細菌性膀胱炎ということがわかりました。

免疫抑制剤を飲んでいるので、菌に感染しやすく
本当にいろいろと気をつけなくてはいけないのです。

病気なんだということを忘れてしまうほど元気にしているので
まさかおしっこの中まではわかりませんでした。。。。

「頻尿になったり、血尿になったり、ありませんでしたか?」

獣医さんに聞かれたけれど、
そう言われてみれば朝我慢できないときが
あったっけかな。。とその程度。。。
血尿に関してなんかは、全くわかりません。
ペットシーツの上ならともかく、外でのトイレ、
砂利を敷いた上に人工芝敷いたトイレ場では
おしっこがみんな下に流れてしまうのでわかりませんでした。

でも、とにかくあずきのおしっこの中では
ばい菌たちが暴れまくっていることだけは確かなようです。

早く、ばい菌を退治しないと!

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by 森田雅子

posted by 森田誠 on 8月 21

肉芽腫性髄膜脳炎(GME)の再発

安心していました。
まさか、こんなに早く再発だなんてこと、考えもしませんでした。
この間、肉芽腫性髄膜脳炎の治療が終わり、お薬も終わり
「やったー!」。。。と思っていた矢先です。

左目の下が垂れ下がって目がしょぼしょぼ。

「あれっ?どこかにぶつけたのかな」
そのうち顔面がピクッとするようになり
なでようと顔の方に手を近付けると
痙攣のようにピクピクッとするようになりました。

日にちが経つほど悪くなっていって
「もしかして再発。。。」
この2文字に泣きました、泣きました。。。。
こんなに泣いたらひからびちゃう、というほど。

でも今はちがいます。

考え方を変えました。

お薬を一生飲むことになりますが、飲んでいれば大丈夫なのです。
お薬なんてあずきにとって痛くもかゆくもないし、
あずきはチーズに包んでもらってウハウハ飲みますから
それだけのことを続けていれば
また生き延びることができるんですね。。。。

この病気とじょうずにつきあっていけばいいんです。

また命をもらうことができるんです。

物事をマイナスで考えてしまう私にはこの「再発」は
とてもしんどいことでしたが、もう、大丈夫です。

幸い、薬を飲み始めてから症状も緩和してきていています。
手をかざすと、なでて、なでて、とすり寄ってくる
あずきにすっかり戻りました。
ただ、今はステロイドをたくさん飲んだので
腎臓、肝臓の値がよくありません。
このあと、このステロイドの量を絶妙に調節して
減らしていってゼロにしてくださるのがボストンのS先生です。

また、みなさまにお世話になることになりました。。。。。。

末永くよろしくおねがいいたします。。。。
という気持ちでいっぱいです。。。。

by 森田雅子

posted by 森田誠 on 8月 6

ラブラドールのあずき、永久的な完全寛解

先月、7月14日をもちまして
肉芽腫性髄膜脳炎(GME)の治療が終了しました。

あずきは永久的な完全寛解に至りました。

前に感染症にかかったことがあったので、
抗生物質を「念のため」2カ月間飲みますが
肉芽腫性髄膜脳炎(GME)の治療はすべて終わりました。。。

肉芽腫性髄膜脳炎にかかり、完全寛解したのは
おそらく日本ではあずきが初めてということです。

日本であずきの検査や薬を出してくださったM動物病院の院長先生も
「獣医仲間にあずきちゃんのことを話すと、みんな
(信じられない!!)と驚いています。本当によかったですね。」
と、おっしゃってくださいました。

アメリカのGMEグループというサイトから
ボストンのS先生を見つけてくれたNさん。

ここから道が開き、遠隔治療へ。

ボストンのS先生の指示のもと、日本ではM動物病院の先生方が
協力してくださり、その通訳は全てNさんが引き受けてくださいました。

あずきの「完全寛解」は、心強いみなさまに支えていただいたお陰です。

S先生に「永久的な」という言葉のプレゼントもいただいて
あずき、永久的な完全寛解です。

やったー!!

S先生、M動物病院の先生、Nさん。
本当にありがとうございました。

そして応援して下さったたくさんの皆さま、本当にありがとうございました。
心より感謝いたします。

あずきとの時間を大切に感じながら
これからもあずきといっしょに歩いていきたいと思っています。

みなさん、ありがとうございました!!

by 森田雅子

posted by 森田誠 on 6月 27

我が家のラブラドールレトリバーのあずき。
肉芽腫性髄膜脳炎(GME)と診断されて1年と8カ月が過ぎました。
6月24日で薬終了!。。。のはずでしたが
20日間、終了の日がのびてしまい。。。。。

以前に20日間ほど薬を中止していた時期がありまして
S先生の指示により、20日間の延長が決まりました。
「念のため」ということですのでしかたありません。。。。
お薬終了は7月14日。
そのあと、抗生物質だけ2カ月間飲み続けるという
S先生の新たな指示に従って、もうすこしだけ、頑張っていきたいと思っています。

でも、当の本人のあずき。
毎日のお薬はちっともいやではありません。
チーズに包んでもらい、ウハウハしながら食べています。

この病気にかかって改めて思ったことがあります。
それはしつけの大切さについてです。
しつけができていなければ、
思うような治療を受けさせてやることができなかったかもしれません。
何度も何度も、動物病院に通わなければならず
診察台の上でいろいろな検査、治療のときなど
いやなことに対してうなったり、咬みつくようでは
治療は受けづらいものとなっていまいます。

でも、あずきはおとなしく
いわれるままごろんとおなかを見せたり
身体のどの部分もさわらせてくれました。
血液検査も診察も、
先生方の手をわずらわせることなく
いつも短時間ですませることができました。

我が家にて抗がん剤の注射を打たなければいけないときも
主人が用意をはじめると
自ら伏せをしてじっと動かずに待っています。。。。
私たちも慣れないことだらけで大変でしたが、
私たちの指示通りにあずきが動いてくれたので
ほんとうにそれはもう、ありがたかったです。。。。。

1年と8カ月。

今までの苦労を思えば、20日間などほんのわずかな時間です。
いつものように毎日楽しくボール投げをしたりして
20日間が過ぎるのを待とうと思います。。。。

by森田雅子