posted by 森田誠 on 1月 13

ごめんね、あずき

痛い思いをさせてしまって、ほんとうにごめん。
でも、おかあちゃん
まだまだあずきと一緒にいたい。
あずきのそばにいたい。

悪いものを退治して
そしてずっとずっと一緒にいよう。。。

今日、今まさしくこの時間
あずきは癌を克服するために
手術を受けています。

そしてわたしは
大好きな大好きなあずきが
麻酔に負けないよう
癌に負けないよう
ただただ祈り続けています。。。

1月9日
あずきの右手の指に癌が見つかりました。
3番目の爪のわきの肉球が炎症を起こしていて
すぐに病院へ駆けつけたところ
扁平上皮癌の可能性があるといわれました。

X線ではその指の骨が溶けてなくなっており
細胞をとり検査に出しましたが
GME(肉芽腫性髄膜脳炎)で遠隔治療をお願いしている
ボストンの先生がX線を見られてすぐに
お返事をくれました。

「確かに悪性の腫瘍のようだ
X線で骨溶解が確認できたのであれば
(検査結果が出るまで)1,2週間待つべきではない
この指だけ、できるだけ根本近くまで
できるだけ早く切断するべきだと思う」

扁平上皮癌はたちの悪い癌らしく
幸い肺に転移は認められませんでしたが
一刻の猶予もありません。

わたしはうろたえ、涙が止まりません。
でも時間がない。
できるだけ早く切除しなければ
命にかかわってしまう、大変なことなのです。

でもそれはあずきの指を失うということでもあります。

大好きな大好きなあずきが指を失う。。。
でも。
指を失うだけで命が助かるのだ。

そう強く心で叫んでも
やはり涙は出てくるのでした。。。

「無事に終わりました。麻酔からさめましたよ。」
その電話を今はしずかに待っているところです。。。

 

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by 森田雅子