Archive for the ‘犬’ Category

posted by 森田誠 on 12月 8

 

 

僕のしつけマニュアルを
購入していただいた方たちに
DVDをご覧になるときの
アドバイスをさせていただければと思います。

ご覧になられると
「受け止め」の部分が大変長く入っているのが
お分かりいただけると思います。

以前にも申し上げたように
「やり方」ではしつけはできません。

「受け止め」をしないで
「やり方」に走ると
犬は確実に悪くなっていきます。

今まで、たくさんの方たちに
ご説明、ご指導をさせていただきました。

そのたびに「受け止め」の大切さを
伝えているのですが、それでも
「権威」に走ってしまう方が非常に多く、
ほとんどの方が「受け止め」が足りていない状況です。

たとえばDVDの中の「受け止め」のところで
「このまま10分受け止めをしてくでさい」
「20分受け止めてください」と 音声でコメントを入れたとしても
みなさん、頭ではわかっていても
「受け止める」習慣がついていないので
どうしても 「やり方」、
つまり「権威」、 「権威」にはしってしまうのです。

 

DVDでは「受け止め」の同じ映像がずっと続くので
早送りで見ていただいても結構です。

早送りでやっても、やっても「まだ受け止めている」・・・・

プロである僕でさえ、これだけの「受け止め」の時間が
必要だということをわかっていただきたいのです。

ですからあえて この長い「受け止め」の映像を
あまりカットをせずにご覧いただいています。

「権威」だけで
いい心理の犬ができるのであれば
僕もそうしています。

長い「受け止め」は、場合によっては
早送りで見ていただいてかまいません。

 

ただ、その「受け止め」の必要性と
それによって
犬がどう変わっていっているのか、
また変わってきた犬を
どうやっていい方向にもっていっているのか
僕のしつけているところの
そのままの、全ての映像をご覧になって
その感覚をぜひ、身につけていただきたいのです。

posted by 森田誠 on 12月 6

 

柴犬など、気質の強い犬を飼われている方から
「自分の犬に本気で咬まれますがなおせますか?」
という 相談を受けることがあります。

そういった子でも、基本的には
服従性豊かな子にすることはできます。

ただ、叩いてしつけようとして
攻撃性を出させてしまった子は
難しい場合があります。

もし なおしていくとすると
そういう子たちは
「いやなことに対して自己防衛」で咬んでくるわけですから
「いやなことに対して、受け止められる喜び」を育み
そこで信頼を結んでいけば
「いやなことに対して従順な心理の子」に変わります。

たとえば足を拭かせない柴犬がたくさんいます。
特に柴犬の足には敏感な神経が通っていて
足を触られることに対して
不安と恐怖で自己防衛をしてしまうのです。
それを何とか無理やり拭こうとするから
自己防衛のために咬むようになってしまいます。

いやなことに対して従順な心理を育めば
足を拭くことも簡単にできるようになります。

ただしつけを行っていくのに
そういった気質の強い子は
首輪のショックを使うと よけいに
自己防衛の心理から攻撃的になりますから
ねばりのある権威をつかって
受けとめをしっかり行って
信頼を築いていけばいいのです。

posted by 森田誠 on 12月 5

 

今日は犬をしつける「感覚」について
書いてみたいと思います。

犬をしつけるというのは
自転車に乗るのと同じくらい
簡単なのです。

みなさん、「え?」と思われると思います。

まだ自転車に乗れなかった 子供の頃
お父さんやお母さんに教えてもらって
言われる通りにやっているのに
うまく乗れなくて・・・
何度も転んだ経験 ありませんか?

「もっと前をちゃんと見て」 とか
「ハンドルをまっすぐしっかり持って」 とか
「ペダルをもっと力強くこいで」 とか言われて
その通りにやってるのに
ちっとも うまく乗れなかったでしょ?

でも、乗れるようになったら
自転車に乗るのは
とっても簡単ですよね。

「まっすぐ前見なきゃ」 とか
「ハンドルまっすぐにしなきゃ」 とか
「ペダルは思いっきりこがなきゃ」 とか
いちいち考えなくても
スイスイ乗れますよね。

これって自転車の乗り方をその通りやって
乗れるようになるのではなくて
自転車に乗る 感覚を身につけて
乗れるようになるのです。

つまり乗り方を通して
自転車に乗れる感覚をつかむと
乗れるのです。

そうすると自転車に乗るのって
とっても簡単なんです。

他にもそういう経験ありませんか?

車の運転も 同じだと思います。

また 子供のころの鉄棒での逆上がりも
同じだと思います。

できればかんたん。

できなければむずかしい、わからない。

僕が何を伝えたいかとうと
犬のしつけの感覚をつかむと簡単、
やり方にとらわれてばかりいると
犬のしつけは 難しくなります。

やり方を通して
しつけの感覚をつかむことがたいせつです。

今 その感覚をつかんでいただくために
僕が いろいろな性格、犬種の犬たちを
しつけていく様子をご覧いただけるようにと
たくさんの映像を製作しているところです。

感情論の世界では
1+1=2 にならず
2にするためには?・・と
考えることが最も重要です。

しつけ方というのは
感覚を身につけるための手立てにしかならないのです。

つまり好きな人に
決まった 「くどき文句」 をいっても
相手の感情は動かせないのといっしょです。

しつけ方を行えばよくなるということはないのです。
犬が従う喜びを見出す様に どう接するかがとっても大切です。
その 「感覚」なんです。

posted by 森田誠 on 12月 3

 

 

北九州市から来た

柴犬の「偕」くん。

 

投げたボールやおもちゃを

持ってくることに

喜びを見出せるように

なってきました。

 

 

「偕」くんがいちばん

楽しそうなひと時です。

 

パワー全開の子なので

毎日30分以上やっても飽きません・・・

 

 

 

 

 

 

 

 お部屋の中でも

自分の場所で

落ち着いて

いられるようになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

お散歩も 

ものすごく上手になりました。

 

 

 

 

 

信号待ちの

交差点でも

ちゃんと座って

待てるようになりました。

 

 

 

ドッグランでは

支配性行動を捨てて

協調性をもてるようになりました。

 

 

もう 卒業の日も

見えてきたね。

 

あと1ヶ月で卒業・・・に向けて

「偕」くん、がんばろうね!

posted by 森田誠 on 11月 28

 

僕のしつけマニュアルを読んでくださった方は
たくさんいらしゃると思いますが
ご相談をいただくたびに思うことがあります。

それは皆さんが
しつけマニュアルを読まれていらっしゃるようで
読まれていらっしゃらない・・・ということです。

こういう方がたくさんいらっしぃます。

最初読んで分かったと思い
書いてある通りに
しつけを実行したけれどうまくいかない。

それから また読み直してみると
「ああ、そうなのか」と
思うところが出てくる・・・

そしてまた 読み直してみると
今読んだときには 気がつかなかったところが
「ああ、なるほど・・・」と なってくるというのです。

そうなんです。

このマニュアルは 10回読んでわかることと
20回読んで分かること
さらに 読むとわかってくることがあるのです。

その方 その方で差はあると思いますが
ぜひ、1回、2回ではなく
何度も 何度も
読み直してみてください。

ご自分とわんちゃんとが
どのしつけの段階に
いるのかということによっても
解釈がちがってくることもありますから
うまくいかないなあと思ったら
再度 読み直してみてください。