posted by 森田誠 on 8月 21
肉芽腫性髄膜脳炎(GME)の再発
安心していました。
まさか、こんなに早く再発だなんてこと、考えもしませんでした。
この間、肉芽腫性髄膜脳炎の治療が終わり、お薬も終わり
「やったー!」。。。と思っていた矢先です。
左目の下が垂れ下がって目がしょぼしょぼ。
「あれっ?どこかにぶつけたのかな」
そのうち顔面がピクッとするようになり
なでようと顔の方に手を近付けると
痙攣のようにピクピクッとするようになりました。
日にちが経つほど悪くなっていって
「もしかして再発。。。」
この2文字に泣きました、泣きました。。。。
こんなに泣いたらひからびちゃう、というほど。
でも今はちがいます。
考え方を変えました。
お薬を一生飲むことになりますが、飲んでいれば大丈夫なのです。
お薬なんてあずきにとって痛くもかゆくもないし、
あずきはチーズに包んでもらってウハウハ飲みますから
それだけのことを続けていれば
また生き延びることができるんですね。。。。
この病気とじょうずにつきあっていけばいいんです。
また命をもらうことができるんです。
物事をマイナスで考えてしまう私にはこの「再発」は
とてもしんどいことでしたが、もう、大丈夫です。
幸い、薬を飲み始めてから症状も緩和してきていています。
手をかざすと、なでて、なでて、とすり寄ってくる
あずきにすっかり戻りました。
ただ、今はステロイドをたくさん飲んだので
腎臓、肝臓の値がよくありません。
このあと、このステロイドの量を絶妙に調節して
減らしていってゼロにしてくださるのがボストンのS先生です。
また、みなさまにお世話になることになりました。。。。。。
末永くよろしくおねがいいたします。。。。
という気持ちでいっぱいです。。。。
by 森田雅子
posted by 森田誠 on 3月 6
肉芽腫性髄膜脳炎(GME)
我が家のラブラドールのあずきが肉芽腫性髄膜脳炎と診断されてから
不安と絶望の中、本当につらい日々を送ってきました。
肉芽腫性髄膜脳炎は不治の病です。
でも今は、希望をもってこの病気と闘っています。
もう、不治の病ではなく、正しく対応すれば寛解する病気と信じて。。。
この日本の中で、もし、肉芽腫性髄膜脳炎(GME)と診断されて
絶望の日々を送っていらっしゃる方々にも
少しでも希望をもっていただけるのなら。。。
ひとりでも多くのわんこたちが助かりますように。。。
そんな願いをこめて、「肉芽腫性髄膜脳炎」という
カテゴリーを作りました。
あずきがそうだったように、元気で過ごしていたにもかかわらず、
突然、この病気におそわれてしまう可能性があるということ、
本当に他人事ではありません。
この肉芽腫性髄膜脳炎(GME)は、小型犬に多いということですが
大型犬も例外ではなく
あずきの場合、後ろ足のぎこちない動き、
そしてやたら尻尾の付け根あたりや お腹のあたりを気にするようになり
しきりに舐めようとしたり、前歯でチクチクとかんだり
足で掻いたりということが起こりました。
最初は股関節形成不全、それともノミでもいるのかしら。。。と
安易に考えていましたが全身のレントゲンでも異常なし。
様子を見ましょうといっているうちに、
車から降りる際に前足で体を支えきれず、あごから落ちてしまいました。
それからは、左前足は上げっぱなしになり、後ろ足もよろよろ状態。
「これは普通じゃない」
主人の言葉で私はとんでもない場所に自分たちが立たされているんだと感じました。
その時は九州方面に出張の途中でしたが戻ったその日に
MRIをとってくれるところをさがして検査を受けました。
家に帰るまでにはもう、あずきは横たわったきり頭も上げることができず
両手、両足はけいれんをおこして、暑くもないのにハアハアと息をあらげて
ときどき痛みを感じるのか ヒィーッと声をあげていました。
そうなるのに あっという間でした。
自分でトイレに立つこともできず、寝たきり状態の
あずきの頭部、頚部、胸部、腰部の4か所に異常が見つかり
急性でしかも多発性でめずらしい病気ということ、
「肉芽腫性髄膜脳炎」
聞いたこともないこの肉芽腫性髄膜脳炎という病気には
ステロイドをこれからずっと飲み続けなければならないこと、
そしてそのステロイドを飲み続けることによって
内臓関係がやられて死んでいくということ。
私たちが聞いたのは、3~6ヶ月という耳を疑いたくなるような期間でした。
日本では一般的に大学病院でもこの病気
肉芽腫性髄膜脳炎にはステロイドを服用します。
最初は多めに服用すると、症状が和らいできて
よくなったような錯覚をおこしますが、実際はそうではないようです。
見た目にはいい状態に映るので、だんだんステロイドを減らしていけますが
また、再発したりして薬を増やす。
そしてずっと飲み続けなくてはいけないという
どっちにしても、病気で命を絶つのか、薬で命を絶つのか。。。。
出口のない迷路に入り込んでしまったような
焦りと恐怖の毎日でした。
by 森田雅子
posted by 森田誠 on 11月 22
ラブラドールのあずきが
肉芽腫性髄膜脳炎と診断され
とにかく、できるだけいっしょにいたい
という気持ちで毎日生活してきました。
診断直後から、大量のステロイドのお薬の服用がはじまり
一週間くらいの間に血便やら 下痢やらでつらい毎日。
でも、寝たきりだったのがなんとかボチボチと歩けるようになって
少しずつ、表情も穏やかになりました。
最初は毎日11錠服用のステロイドも
毎日6錠となり、一日おきに6錠、
現在では一日おきで4錠にまでなってきました。
少しずつ、見た目には回復しているように見えますが
この肉芽腫性髄膜脳炎という病気。
不治の病、進行性のある病気なので
完治というわけにはいきません。
「いつ、どうなるかはわからない。
1か月、2か月という例が多いです。」
そんなことを、主治医の先生から告げられ
愕然と。
いちばん元気だったあずきが
もしかしたら、いちばん先にお別れがくるのかもしれない・・・・
これはもう、わたしには耐えがたいものでした。
一分でも、一秒でも長くいっしょにいたい。
毎日を大切にして、あずきやくーちゃんやモカ、ミニー、
ウーロンやおはぎたちとできるだけいっしょに送れるようにと願っています。
by 森田雅子
11月1日 大学病院での待合室で
posted by 森田誠 on 11月 6
たくさんの皆様にご心配いただいておりましたのに
ご報告がおそくなりまして申し訳ありません。
メールやお電話など、本当にありがとうございました。
ここに心からお礼申し上げます。
大学病院の診断は
「肉芽腫性髄膜脳炎」であろうというものでした。
厳密に調べるとなると、手術をして頭から隋液をとって調べるらしいのですが
あずきにものすごく負担がかかるのと、検査をするまでもなく
おそらくこの病気に間違いないというお話でした。
これが脳だけでなく頸椎にも腰椎にも広がっているのです・・・・
この先も違う場所に広がる可能性もあって
痛みもあるんだそうです・・・・
急性、多発性ということもあって非常に珍しいケースということ
大量のステロイドを摂取するために内臓がやられてしまうこと
あまり長くは生きられないということ。
私には先生が何を言っているのかぜんぜん理解できず、
今聞いた話が その場でスースーと頭からすりぬけてしまって
自分でも不思議なくらい冷静で
「私は何も聞いていない」と自分自身で思い込んでいるようでした。
感情が戻ってきたのは家に戻ってから。
あいかわらず、私は何かこういうことがあると
ピィピィ泣いてしまって、主人の気持もつらいのに・・・
ほんとにいつもゴメンナサイ。
私の中で気持の整理がなかなかつかず
皆さまへのお返事もそのままになっており申し訳ありません。
ここにご報告とお礼を申し上げます。
ありがとうございました。
by 森田雅子