Archive for 2月, 2009

posted by 森田誠 on 2月 28

犬たちの心を大切に

僕のところは 犬たちの心というものを とても 大切にしています。
表面だけのしつけではなく 心を育むしつけを 行っています。

そのため、全国の飼い主さんから いろいろなご相談を
受けることが多いのですが
やはり 自分の犬に咬まれる飼い主さんが 非常に多いということ
そして その方達が  犬に同じようなしつけを行っていたということ

やってはいけないしつけ法

そのしつけというのが
「マズルコントロール」
「ホールドスチール」
「叩く」「鼻を噛む」
といった犬に痛みを与えるしつけ方法です。

 

今日、ご相談があったのもそうです。
柴犬の女の子。
訓練士に「叩く」しつけを教わって行ったそうです。
そして まだ生後わずか3ヶ月だというのに
飼い主さんに咬みついてきてしまっています。

そのしつけ方法は大丈夫?

飼い主さんは ドッグスクールの訓練士や トレーナーを頼り、
このようなことを教えられて、しつけを行ってしまうのですが
私達人間は犬と違って 思考が発達しています。
物事を考え、処理する能力を持っています。
この犬達に このような 痛みを与えるしつけをしたらどうなるのか。
「うん、このやり方は正しい!」と
何の疑問もなく、進められたのでしょうか。

自分の感覚を信じて!

「訓練士だろうが、犬のプロだろうが
この人の言っていることって なんかちょっとちがうな」 という
「カン」のような、そういった自分の感覚を
もっと 大切にしていってほしい と 思います。

犬は 自分達と同じ感情をもっているから
毎日叩いて、叩いていたらどんな気持ちになる?とか
自分も、たとえば親、兄弟、夫、妻から
毎日、毎日なんだか理由はわからないけれど 叩かれていたら?
気の強い人間だったら 「いい加減にしろよ!」と
殴りかかるでしょう?

気質の強い犬たちも 同じです。
気質の強い犬種、柴犬、コーギーなど、
また その他の犬種でも 気質の強い子の飼い主さんは
ほとんど、9割の方が 咬まれています。

「マズルコントロール」
「ホールドスチール」
「叩く」「鼻を噛む」などの
痛みを与えて行うしつけ、訓練は
絶対に 「おかしいな」と思う感覚を持っていただきたいと
飼い主を選べない 犬達のためにも、
僕は切に、願うのです。

posted by 森田誠 on 2月 27

カニヘンダックスの「ミニー」

森田家の「ミニー」 5歳の女の子です。

 

 

ミニュチュアダックスよりも小さい
カニヘンダックスという犬種です。

「ミニー」はミニチュアダックスの仔犬を
お客様に頼まれて
ブリーダーさんのところに行ったとき
僕も家内も一目惚れしてしまって
どうしてもとお願いして
譲っていただいた子です。

性格は明るくて気質の弱い
やさしい子です。

家族みんな「ミニー」の魅力に

メロメロです。

posted by 森田誠 on 2月 25

牙のない犬

自分の犬に咬まれてしまう飼い主さんが多い中、
牙を切られてしまう犬たちがたくさんいます。

何度も大けがを負わされているから、
他人を咬んでからではおそいからと理由は様々ですが
動物病院の獣医に「牙を切ればおとなしくなる」とか
「牙が無くなると自信が落ちて咬まなくなる」などと言われて
牙の切断に踏みきる飼い主さんもたくさんいらっしゃいます。

動物病院の獣医に言われると
ほんとにそうのような気がしてくるんですね。

牙がなければケガをしない?

でもよく考えてみてください。
牙を切断しても何も解決しません。
牙がなくなっても咬みます。
そして、ケガも負わされるでしょう。

犬は咬んだとき、牙が入ったところで止めていますが
犬歯のとがった部分がなくなれば他の歯と揃うわけで
咬まれれば当然、たくさんの歯があたるわけです。
そして今度はさらに深く咬んだところで止めるのです。
ケガの軽減なんてありません。

目先のことだけで、応急処置的なことをしても
根本の心理が変わらない限り解決しないのです。
さらに、牙を切断されたことで
毎日痛みを伴いながら生活しなければならないので
大きなストレスがかかり
以前にも増して凶暴になる可能性があります。

これは虐待の何ものでもないと僕は思っています。

犬たちの心の叫び

今現在、「牙を切ろうか」と悩んでいる方が
いらっしゃいましたら考え直してほしいと思います。

犬が牙をむいてくるということを人間の子供にたとえたなら
台所から包丁を持ち出して、親に向かって振り上げているのと同じです。
その時に
「刺されるかもしれないから子供の手を切断しよう。」とはならないでしょう?

そういう子にしてしまったのは
親であり、飼い主さんです。

犬は言葉が話せません。
そんな犬たちの心の叫びに耳をかたむけてあげてほしいのです。

時間がかかってもその子と向き合い
責任をもって愛情を持ってもつれてしまった糸を
一つずつほぐしていってほしいと願っています。

posted by 森田誠 on 2月 24

どうして犬は咬むのか

犬が咬むという行動には
必ず理由があります。
何の理由もなく咬んでくるということはありません。

精神が病んで咬まずにはいられない犬にも
そこへ来るまでの過程があり原因があります。

人間も犬も感情やストレスの感受性は
まるっきりいっしょです。
嬉しいというストレスがかかると
感情が高ぶり、テンションが上がります。

怖いというストレスがかかれば
そこから逃げたいと思います。
怖い人に追いかけられ、
逃げて逃げて、逃げ回っているのに
行き止まりになってしまったら
そのままつかまるか、
だめもとで抵抗して相手をやっつけるか
どっちかだと思うんです。
犬たちも追い詰められれば
逃げるか、攻撃するか
どちらかの反応をしてきます。

そのへんは人間も犬もいっしょなので
「こういうことをしたら、犬はどう感じるだろう?」
という時は、自分に置き換えてみれば
答えはすぐにでてきますね。

咬む理由のひとつに・・・

自分がされて嫌なことは犬も嫌だということです。
たとえば、いたずらなど困った行動に対して
叩いたりしてわからせようと、しつけと称して熱心に行っても
犬は叩かれることによって どんどん追い詰められ
「もう、いいかげんにしろよな!!!」
というところで牙をあててくるのです。
その時に、人間のほうが手をひっこめたり、ひるんだりするので
「牙をむけば勝てる」と学習し
咬む経験をすればするほど自信もでてきて
人間からの攻撃が来る前に
先手を打って攻撃してくるようになってしまうのです。

叩く事だけが原因ではありません。
人間のこどもに、こんこんと言い聞かせるように
犬に接する教育ママ的な方もたくさんいらっしゃいます。
犬は言われている内容を理解できません。
ただ、なんだかわからないけれど
人間側がどんどん押し寄せてきていることは感じ取りますので
デリケートな子はそれだけでもものすごいストレスになり
追い詰められていきます。

突然、咬んでくる!?

そしてある時突然に牙をむいてくるわけですが
ここで気がついていただきたいのは
犬たちが急に咬んできているのではないということ。
その、もっと以前から
咬んでやろうという「芽」が出始めていたということ。
そして、その「芽」を育ててしまったのは
ほかでもない、飼い主さんだということ。

もう、すでに咬むようになってしまった犬たちの飼い主さん・・・

原因が必ずあるはすです。
その原因にまず気づくことが大切です。

犬たちへの接し方をまず改めて
少しずついい関係を取り戻していってほしいと思います。

posted by 森田誠 on 2月 20

今日は病院の日

チワワの「ウーロン」が病院にお泊りに行きました。

「ウーロン」は糖尿病のために
毎日インスリンを注射しています。

体調もだいぶ安定してきたので
2ヶ月にいちど、病院にお泊りして
検査をしてもらっています。

今日がその日だったので
病院に連れて行ってきました。

何も異常がないことを願って
帰ってきましたが
離れるときはやっぱり
さみしいですね。

今夜は「ウーロン」の
「んが~」 といういびきも
聞くことができません・・・・